2017/06/05[mon] update

人事担当も納得の職務経歴書【接客サービスへの転職】

ちょっとした心がけや簡単なテクニックで、印象から伝達力、好感度まで格段にアップするのが職務経歴書。キャリアコンサルタントの赤坂氏が、ビフォーとアフターの経歴書をもとに、人事が採用したくなる経歴書の書き方を分かりやすく伝授します。

飲食業界からケータイ電話販売会社へ転職希望。
仕事ある夫さん(仮名)の場合。

仕事ある夫さん(仮名)のプロフィール
札幌市出身、26歳。普通高校を卒業後株式会社スーパーマーケット北海道に入社。帯広店配属となり5年間ほど勤務。その後同店が営業不振で閉鎖となり、本社札幌への転勤を命ぜられますが、結婚を意識している女性が帯広在住だったため、帯広での再就職を決意。株式会社ジョブキタフードに入社し、居酒屋「あるきた屋」のホールスタッフを経験します。そこから3年ほどたった現在、彼女との結婚話が固まりつつあり、日中勤務の仕事を希望し転職活動に取り組んでいます。今回の職務経歴書は携帯電話販売会社へ転職のために作成したものです。

【BEFORE】人事担当に「ぜんぜん響かない」職務経歴書

(1)職務経歴書は手書きはNG。

(2)以前の会社の規模や業務内容がわからない。

(3)簡単に書きすぎて、スキルやキャリアの高さが伝わらない。

(4)退職の理由が気になる。

(5)前職で積んだスキルがわからない。

(6)転職する職場に不要な資格は記入しないほうがベター(転職先の業務に無関係な資格の記載は逆効果になることも)

【AFTER】人事担当が「採用したくなる」職務経歴書

(1)職務経歴書は、A4一枚が理想。読み手を意識し、応募に有効な情報を絞り込みましょう。

(2)読みやすく、PCスキルも伝えられるパソコンでの作成が基本。今回は時系列でキャリアを書き込む一般的な「編年体形式」とこれまでの経験を分野別にまとめる「キャリア形式」を混合した形式にしました。

(3)名前は手書き、印鑑も添えて。記入した日付と現在の年齢も。

(4)採用側が提示した応募資格もあえて書き写します。小さな気配りの積み重ねが、好印象を招くのです。

(5)在職していた企業の『概要』を記入しておくと、応募者の職務がさらにイメージしやすくなります。

(6)職務内容は、応募者の経験則やスキルを伝える職務経歴書の『キモ』なのです。

(7)マークなどを効果的に使い見やすさにも配慮。

(8)『応募先の職場で生かせるスキル』という観点のもと、前職で培った職務をしっかり明記。ちなみにこの職務経歴書からは「管理業務」「商品開発」「人事シフト管理」のスキルが伝わってきます。

(9)退職理由は人事担当者が気にするポイントの一つ。

(10)応募企業での業務に生きる資格を記入します。取得した年月も明記しておこう。(ただし難易度の高い資格は列記してもOK)

(11)自己PRも、応募先企業が求める人材像、必要とするスキルをイメージしながら作成します。このサンプルからは、ケータイ販売会社の仕事に必要な幅広い年代層との接客スキルが伝わってきます。

(12)自己PRの内容に対する客観的な評価があれば(昇進、昇給、表彰など)ぜひ記入しましょう。
いかがでしたか?2つの職務経歴書、同一人物とは思えないほど印象や好感度が違いますよね。それどころか、職務経歴を淡々と書くだけではマイナスイメージさえ持たれかねません。大切なのはイメージすること。応募先企業の具体的な仕事内容、そこに求められる要素やスキルを想像し、そこに活かされる自身の職務や経験を端的に明記することなのです。

解説/キャリアコンサルタント 赤坂武道氏

北海学園大学キャリア支援センターにて11年間にわたって就職指導を担当し、在職中は2万人を超える学生を指導。2016年同大学を退職後、キャリアコンサルタントとして独立。就職支援・キャリア支援のプロフェッショナルであり、キャリアデザイン研究分野では北海道において第一人者。
株式会社エス・イー・ジャパン 代表取締役
北海学園大学大学院研究科博士課程単位取得/経営学修士(MBA)/米国CCEinc認定GCDF-japanキャリアカウンセラー資格(資格歴11年)/キャリアコンサルタント(国家資格)
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