転職ストーリー 転職ストーリー【三協輸送サービス/石澤さん】

2018年5月7日 公開

土木作業員からドライバーへの転職ストーリー【株式会社 三協輸送サービス】

「写真撮るの?照れるなぁ」と言いながら笑顔を見せてくれたのは、石澤弥さん。全道各地に拠点を持つほか、関東圏へもネットワークを広げる株式会社 三協輸送サービスのドライバーです。

時間的な余裕が
人生を豊かにすると気づきました。

ドライバー/石澤弥さん
札幌市出身38歳。前職は土木作業員。現在大型免許の取得を目指し勉強中。子どもと遊ぶことが何よりの楽しみ。

金銭的な余裕を
優先していた20代。

石澤さんは現在38歳。高校を卒業し最初に飛び込んだのは建築土木の世界でした。
「厳しい世界ではありましたが、体を動かすのが好きでしたからね。一度短期間だけ運送の仕事の手伝いをしたことはありましたが、気がついたら15年以上、土木の仕事に就いていたことになります」
入社当初の現場は札幌を中心とした全道エリア。まだ若いこともあり初めての町や地域に出張するのは楽しかったと石澤さんは振り返ります。そんな石澤さんが転職を考え始めたのは35歳のころ。
「要因の一つは体力的なこと。今は大丈夫だけれど、将来的につらくなることは簡単に予想できました。もう一つは道外への出張の頻度が増えてきたことですね」
出張先は川崎などの関東圏。3カ月以上の長期に及ぶ場合もありました。
「冬も現場があることは給与の面では助かりはしましたが、それが続くとやっぱり家が恋しくなっちゃって…(笑)」
石澤さんは20歳で結婚。このころはすでに3人の子どもの父親でもありました。
「一番手がかかる時期の子育てを妻に任せきりだったし、入学式や参観日に出てあげられず子どもたちに寂しい思いもさせました。自分の転職は、こういった思いを断ち切るための決断だったんです」

転職先の条件は
家族を大切にできる環境。

そんな石澤さんですから転職先を探す中で大切にしたことは、家族と過ごす時間の確保。「具体的にいうなら出張がないこととと、定時で退社できること。とはいっても特別な資格を持っていたわけではないので、そんな都合の良い仕事があるかなと不安はありました」
おのずと求人誌でチェックするページも、かつて一度経験したことのある運送業界に。そこで見つけたのが三協輸送サービスでした。
「日曜祝日は必ず休み。札幌市内への荷物の搬送がメインなので出張がなく、繁忙期以外はほぼ定時に上がれることも魅力でした」
運輸業界は効率の面から『荷台を空っぽにしない』というのが当たり前。しかし同社は集荷だけに特化したルーティンの輸送ルートを確立することで、労働力の合理化と労働時間の短縮を実現していました。
「まさに渡りに船の職場でした。さらに同年代もたくさん働いていましたし、職場のアットホームさも好印象。すぐに入社を希望しました」

一番大切なものは何か、
それに気づいた転職。

現在石澤さんは入社2年目。自社倉庫から荷物をトラックへと積み込み市内のスーパーなどに搬入するルート搬送を一日二度ほどこなしています。
「運ぶのは飲料や食料品など。重量のあるものも少ないですし、パートさんと手分けしながらの作業なので、以前に比べると体力的にも随分ラクです。早上がりできる日もあるため、子どもたちと触れ合う時間も随分増えました。希望休も叶うので参観日にも行けます。一番喜んでいる人?妻ですかね(笑)」
土木作業員時代と比べると、給与は少しだけ下がりましたが、実働時間を踏まえると仕事環境は今のほうが断然良いと笑顔。
「金銭的な余裕より時間的な余裕のほうが人生を豊かにしてくれる。自分の転職はそれに気づく良い機会になったと思っています」

石澤さんの仕事履歴

18歳/高校を卒業、道路工事などの土木作業員に。
20歳/現在の奥様と結婚。
22歳/第一子が誕生。
28歳/短期間、ドライバーの助手を経験。
35歳/現在の会社に転職。トラックドライバーに!【TURNING POINT!】
38歳/札幌市内で主に飲料などの配送を担当。

上司からのメッセージ

石澤さんは、ドライバーとしては未経験でしたが、面接で明るく前向きな性格が感じられ、彼なら大丈夫だろうと入社していただきました。1カ月ほどで運転や積載をマスターしましたし、社内や取引先とも上手にコミュニケーションを取れるようになりました。
今後は彼のようなプライベート重視の働き方が主流になるはず。弊社も福利厚生の充実や仕事環境の改善に一層努めたいと思っています。
物流事業部 部長/田中徳人さん

株式会社 三協輸送サービス

石狩市花川東632-1
TEL.0133-72-1111
http://sankyo-trans.co.jp/

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