2018/10/29[mon] update

転職ストーリー【レストラン ケルン】

ススキノの中心部にほど近いホテルの地下。個性あふれる飲食店が連なる中、高級感漂う雰囲気でひときわ目を引くお店が、鉄板焼の名店「ケルン」。今年1月から同店で働く佐藤佑樹さんにお話を伺いました。

異業種まで経験して
たどり着いた本当の天職。

鉄板焼・焼き手/佐藤佑樹さん
「焼き手としての技量は先輩たちの足元にもおよびません」と佐藤さん。話しぶりがとっても謙虚。現在34歳。

飲食業界を経験後、
念願の建築の世界に転職

父親が調理人ということもあり、幼いころから飲食の仕事が身近だったという佐藤さん。高校卒業後は料理の専門学校で学び、その後両親が営むレストランで経験を積みます。
「そろそろ独り立ちしなければという思いもあり、23歳の時に地元のラーメン店に転職しました」
当初は厨房手伝いでしたが、生まれ持っての器用さもあり調理の腕前はメキメキ上達。数カ月後には調理場のメインスタッフ、その後店長を任されるまでになりました。
「調理の仕事はとても楽しかったのですが、その一方でスタッフの管理という仕事も任されるように。指導が苦手だったこともあり、結局人間関係で辞めざるを得なくなりました」
ここで佐藤さんは一念発起。温めていた小さな夢を実現させます。それは、建築の内装の仕事に就くこと。
「ものを組み立てたり装飾したりするのが好き。建築の仕事の中でも特に壁面仕上げや柱の細工などのインテリア作業を経験してみたいと思っていました」
実際やり始めると自分の性格にピッタリ。
「内装は家づくりの一部ですが、居住スペースの快適さや機能性に関連する大切な業務。完成した家を見る度に密かなやりがいを感じていました」

外から見たから分かった
料理の世界の良さ

26歳から3年間、佐藤さんは内装の仕事に打ち込みます。
「建設業界が活況に差し掛かっていたこともあり、とにかく忙しかったですね」
このころ、すでに結婚し子宝にも恵まれていた佐藤さん。自分一人が食べていく分には何の問題もない仕事でしたが、この先家族を養っていくことを考えるとさまざまな支障が…。
「出張が重なり家に帰れない日が続いたり、反対に冬は仕事がなくなったり。社会保険などが整っていなかったことも家族を不安にさせたようでした」
ここで佐藤さんは二度目の奮起。もう一度飲食の世界に復帰することを決意します。
「待遇や将来性、経験や資格などを考えると、自分が長く働けるのはやっぱり飲食業界かなと。一度違う仕事に就いたことで料理の仕事の良さも再認識できたのかもしれませんね」

さまざまな経験が今の自分、
今の仕事に繋がっている

現在佐藤さんは「ケルン」にて、ステーキや魚介類の鉄板焼を担当する『焼き手』として働いています。ところで『焼き手』とはどんな仕事なのでしょう。
「お客様の目前で素材を焼き上げていく仕事… と、言葉にするとシンプルですが、調理のテクニックはもちろん、手際の良さ、パフォーマンス性、会話や接客の妙、食材に関する幅広い知識などさまざまな要素が求められる職業です」
同じ調味料で同じ素材を焼いても、ベテランと新人とでは歴然とした味の差が出るとか。こんなに奥が深い仕事は初めて、と佐藤さんが言うのもうなずけます。
「入社し10カ月が過ぎようとしていますが、まだまだ半人前。先輩や料理長のふるまいを見ていると、自分の未熟さを思い知らされます。だからこそ面白い。この歳になってようやく自分のすべてを注ぎ込める仕事に出会ったと思っています」
では最後にこれまでの経歴を振り返って一言。
「さまざまな飲食店や建築業界での経験は、今の仕事に至るための大切な過程。遠回りでもいろんな経験を積んでいく人生のほうが楽しいですよね」

佐藤さんの仕事歴

19歳/北見にある実家のレストランスタッフとして勤務。
23歳/人気ラーメン店に転職。店長職も経験。
26歳/あこがれの内装の仕事に。道内外の現場を飛び回る毎日。
29歳/家族のために、将来性のある仕事を…ここで飲食業界に復帰!【TURNING POINT!】
30歳/将来有望な『焼き手」としてケルンで活躍中。

先輩からのメッセージ

『焼き手』は調理の腕とパフォーマンス性の両立が求められる、非常に職人的な仕事。佐藤さんは根が真面目な上に観察眼も鋭いため、上達はとても早いようですね。現在も日々の現場からたくさんのことを吸収し、腕を磨いています。 幸いこの仕事が性に合っているようなので、焦ることなく地道にコツコツと経験を重ねてほしいと思っています。頑張れ!
鉄板焼・料理長/芳村 宏さん

チーズフォンデュ&ステーキ&ワイン ケルン本店

札幌市中央区南4条西5丁目1
札幌東急REIホテル レストランブラザ札幌B1F
TEL.011-521-0305
https://www.sapporo-steak-honten.jp/
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