北海道でSDGsの目標達成に貢献する【渡邊清掃株式会社】(別海町)
2021年7月12日 公開
「SDGsについても、勉強していこうと思っているところなんです」。そう語るのは、渡邊清掃株式会社代表取締役の藤本達也さん。同社の掲げる「地球をキレイにする」というコンセプトの元での事業活動は、持続可能な社会づくりに直結しており、すでにSDGs経営を実践しているのではと思えるようなレベルなのです。
「社会へのお役立ち日本一」を本気で目指す会社。

自社の事業を「環境事業」、そして「社会へのお役立ち」として捉える。
道東の別海町に本社を持つ渡邊清掃株式会社。廃棄物の運搬・処理だけではなく、道路補修や濁水処理など多岐に渡る事業を展開しています。これらの事業を一歩進めた発想で、廃棄物の適切な管理やリサイクルの促進という「環境事業」と捉えていて、それ自体SDGsの目標11や目標12にダイレクトにつながるものです。しかし、同社の考え方はそこにとどまりませんでした。
「うちの仕事がどんな仕事かというと、ゴミを収集したり汲み取りしたりする仕事です。でもそれは手段であって、目的は、『社会へのお役立ち』なんです」
藤本さんは社長に就任した時、全社員と面談して、自分たちの清掃という仕事の意味を徹底的に掘り下げました。そして自分たちの仕事が地域の人たちに『感謝される仕事』なんだとわかった時に、自ずと仕事の目的が見えてきたそうです。それが 「社会へのお役立ち」というキーワードだったわけです。その土地を美しく暮らしやすい場所にする「環境事業」により、社会の役に立っていこう、つまりそれは持続可能な社会づくりに欠かせぬ存在になっていこうという思いです。言い換えれば、渡邊清掃の存在そのものを、目標11[住み続けられるまちづくりを]に貢献するものにしていこうという思いだと言えるでしょう。
SNSでの情報発信などを見ていると、「社会へのお役立ち」は全社員・全事業に徹底されているように感じられます。藤本さんは自ら「社会へのお役立ち日本一」を目指すと宣言しています。これはあながち大袈裟な言葉ではないと感じられるものです。
「うちの仕事がどんな仕事かというと、ゴミを収集したり汲み取りしたりする仕事です。でもそれは手段であって、目的は、『社会へのお役立ち』なんです」
藤本さんは社長に就任した時、全社員と面談して、自分たちの清掃という仕事の意味を徹底的に掘り下げました。そして自分たちの仕事が地域の人たちに『感謝される仕事』なんだとわかった時に、自ずと仕事の目的が見えてきたそうです。それが 「社会へのお役立ち」というキーワードだったわけです。その土地を美しく暮らしやすい場所にする「環境事業」により、社会の役に立っていこう、つまりそれは持続可能な社会づくりに欠かせぬ存在になっていこうという思いです。言い換えれば、渡邊清掃の存在そのものを、目標11[住み続けられるまちづくりを]に貢献するものにしていこうという思いだと言えるでしょう。
SNSでの情報発信などを見ていると、「社会へのお役立ち」は全社員・全事業に徹底されているように感じられます。藤本さんは自ら「社会へのお役立ち日本一」を目指すと宣言しています。これはあながち大袈裟な言葉ではないと感じられるものです。
持続可能な社会づくりにつながる事業の拡がり。
廃棄物を資源として活用する事業も展開しています。例えば『ミルキーパワー』という肥料の製造販売。北海道内有数の玉ねぎ産地・栗山町での玉ねぎの栽培に使われていて、農家からの信頼も厚く、特に栗山町が誇るブランド玉ねぎ『さらさらレッド』の栽培には欠かせないものになっているとのこと。この『ミルキーパワー』の原料は、なんと大手乳業メーカーの工場の製造過程から出る残渣(残りかす)なのです。従来であれば廃棄物として処理されるものを資源として利用しているのです。
かなりの設備投資もして立ち上げた大事業です。藤本さんによれば、出発点はこうだったそうです。「廃棄物を埋めたり燃やすことに違和感を感じたのです。だからなんとかしてそれらを利活用して有用な資源に変えることはできないのだろうかと、技術者や専門家に聞いて回りました。そうしたら、できるってことだったのです」
廃棄物=「処理に困っているもの」「埋めたり燃やしたりされるもの」の可能性を考える。これも持続可能な社会づくりにつながる考え方で、まさに「社会へのお役立ち」です。現在、この廃棄物系バイオマス(生物に由来する資源)を利用した堆肥づくりは、グループ会社である株式会社バイオマスソリューションズの事業となっていますが、同社のコンセプトは「バイオマスで未来を創る」です。こちらもまさにSDGsにダイレクトにつながるものです。
「地球を長持ちさせてサステイナブルな社会をつくるお手伝いをすることが私たち渡邊清掃の使命です」とウェブサイトのトップで宣言されています。元々SDGsと同じベクトルを持って事業を行ってきたことがはっきりとわかります。社会全体のSDGsへの関心の高まりや取り組み強化の流れの中で、渡邊清掃の存在価値はさらに高まっていきそうです。
かなりの設備投資もして立ち上げた大事業です。藤本さんによれば、出発点はこうだったそうです。「廃棄物を埋めたり燃やすことに違和感を感じたのです。だからなんとかしてそれらを利活用して有用な資源に変えることはできないのだろうかと、技術者や専門家に聞いて回りました。そうしたら、できるってことだったのです」
廃棄物=「処理に困っているもの」「埋めたり燃やしたりされるもの」の可能性を考える。これも持続可能な社会づくりにつながる考え方で、まさに「社会へのお役立ち」です。現在、この廃棄物系バイオマス(生物に由来する資源)を利用した堆肥づくりは、グループ会社である株式会社バイオマスソリューションズの事業となっていますが、同社のコンセプトは「バイオマスで未来を創る」です。こちらもまさにSDGsにダイレクトにつながるものです。
「地球を長持ちさせてサステイナブルな社会をつくるお手伝いをすることが私たち渡邊清掃の使命です」とウェブサイトのトップで宣言されています。元々SDGsと同じベクトルを持って事業を行ってきたことがはっきりとわかります。社会全体のSDGsへの関心の高まりや取り組み強化の流れの中で、渡邊清掃の存在価値はさらに高まっていきそうです。
渡邊清掃株式会社
北海道でSDGsの目標達成に貢献する企業・団体
最新記事5件
北海道でSDGsの目標達成に貢献する【溝端紙工印刷株式会社】(遠軽町)
2024年2月12日 公開
工場長の斉藤敏紀さんに、割りばしを巡るお話しを伺いました。
北海道でSDGsの目標達成に貢献する【有限会社大塚農場】(当別町)
2023年6月19日 公開
持続可能な社会と農業のあり方について、大塚農場の代表に伺いました。
北海道でSDGsの目標達成に貢献する【株式会社とませい】(苫小牧市)
2022年10月19日 公開
SDGsへの取り組みを本格させた株式会社とませい代表取締役の渡辺秀敏さんにお話を伺いました。
北海道でSDGsの目標達成に貢献する【井上税務会計事務所】(札幌市)
2022年8月22日 公開
経営者に近い立場から、職場でのLGBT理解を進める。
北海道でSDGsの目標達成に貢献する【株式会社ニセコまち】(ニセコ町)
2022年7月7日 公開
ニセコ町の未来に繋がるまちづくり『ニセコミライ』。