北海道ビジネスニュース【もりもと千歳本店】
2020年1月20日 公開
千歳駅前通りに人々が集う憩いの新空間、
もりもと千歳本店がリニューアルオープン。

戦後間もない千歳で生まれた街角の「パン屋さん」。

株式会社 もりもと
コーポレートコミュニケーション部 広報係
島﨑あかねさん
「北海道の大地に〝木〟が集まって〝森〟が生まれたように〝人〟が集まってもりもとが生まれました。創業から70年が経ちます。千歳の街に人が集まり歴史をはぐくむ新しい場所を誕生させたいというのが、千歳本店リニューアルに込めた思いです」と島﨑さん。道央・道南に28店舗を展開し、千歳市・恵庭市の学校給食にも携わるもりもとですが、そのルーツは樺太だそう。現地で和菓子やケーキのお店を営んでいた創業者が終戦後に千歳に引き揚げ「戦後、元気を失っていた地域の皆さんに、なんとかおいしいものを届けたい」と考え、すべての物が不足する中で鉄板を拾い、小麦粉をこねてパンを焼いたのがもりもとの前身だったとか。
「時代は変わっても『皆様においしいものを届けたい』というのが私たちの原点です。木の温もりに包まれて、職人たちが心を込めて作ったお菓子やパンを、ゆっくり選び、楽しんでいただきたいと思っています」
北海道の白樺をイメージした人々が集う温もりある空間

地元素材を生かしたもの作り。本店限定の商品も多数登場。

自然光が降り注ぐ昼間もさることながら、温かくて柔らかい照明に包まれる夜の時間帯もまた魅力的なもりもと千歳本店。新しくなった店舗に訪れた街の人からは「もりもとさんが新しくなって、この辺り一帯の風景が、ガラリと一変し元気になったような気がする」という声も。創業70年の老舗がこれからどんな未来を築いていくのか、楽しみです。
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北海道産発酵バターとハチミツを生かした「窯出しマドレーヌ」250円や、程よい酸味が特徴のいちご大福「ゆめ」150円のほか、千歳本店限定商品も多数用意。イートインコーナーでも楽しめます。
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店内の厨房で職人が心を込めて作った、出来立ての品も店頭に。
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千歳本店イートインコーナー限定の「千歳本店手づくりどら焼き『究(きゅう)』」1,000円。モチモチの皮に、その日に厨房で炊いた餡、銘菓「雪鶴」と同じバタークリームを自分ではさんで楽しむ。
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目指すのは「お客様も地域も従業員もワクワクできる会社」であること。接客にも、お菓子やパンとの時間を楽しんでほしいという思いが込められています。
もりもと 千歳本店

北海道ビジネスニュース
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