転職ストーリー【株式会社光生舎】
2019年3月18日 公開
飲食業から営業職への転職ストーリー【株式会社光生舎】
営業所の建物内には、きれいにクリーニングされお客さまのお宅へ届けられるのを待つ数えきれないほどの衣類─。光生舎は母体である社会福祉法人が運営する工場の営業部門として設立され、地域密着の集配クリーニングサービスを行っています。江別営業所で営業職として活躍する、前田健介さんにお話を伺いました。
地域の方と話したり社会貢献もできるのが
やりがいと楽しさです。

クリーニング総合開発営業部 江別営業所/前田健介さん
「カレンダー通りにしっかり休めて、残業も少なく、家庭を大事にした働き方ができ、精神的にもゆとりを感じています」と話す前田さん。私服のセンスのよさに一目置かれる29歳です。
「カレンダー通りにしっかり休めて、残業も少なく、家庭を大事にした働き方ができ、精神的にもゆとりを感じています」と話す前田さん。私服のセンスのよさに一目置かれる29歳です。
やりたいことが見つからず
大学卒業後もバイト継続
1956年、自身も重い障がいを負った社長が十数名の障がい者を集めて、赤平市にドライクリーニング工場を立ち上げたのが光生舎の起源。当時の日本にはなかった「企業授産」の理念を掲げて、常に社会福祉を念頭においた歩みを続けています。光生舎では業態の違ういくつかのブランドを展開していますが、そのなかでも、地域密着の集配クリーニング事業を行うのが「光生舎クリーナース」。前田さんはその江別営業所で営業職として勤務し、毎日100軒以上のお客さま宅を訪ねています。
北斗市出身の前田さんが札幌へと移り住んだのは大学進学がきっかけ。高校時代には寿司店、大学時代も飲食店でアルバイト経験を持ち、卒業後も社員としての就職はせず、飲食店でのアルバイトを続けたそう。
北斗市出身の前田さんが札幌へと移り住んだのは大学進学がきっかけ。高校時代には寿司店、大学時代も飲食店でアルバイト経験を持ち、卒業後も社員としての就職はせず、飲食店でのアルバイトを続けたそう。
飲食業の経験を生かしつつ
営業職への挑戦を決意
「やりたいことが見付からなかった、というのが正直なところです。おいしい食事やお酒を提供することでお客さまが笑顔を見せてくれる飲食業に魅力を感じ、バイト経験が長くなるにつれてホール管理なども任せてもらえ、自分自身の成長も感じてはいたのですが。将来的に家庭や子どもを持った時のことを考えると、家族と生活リズムがズレがちな飲食業を続けることに迷いがありました。24歳のころに、朝出社して土日は休める会社で正社員になりたいという気持ちを持つようになりました」
立体駐車場のメンテナンスの仕事に就いた前田さんでしたが、業務には専門知識が必要不可欠だという現実に直面。
「知識を勉強し身につけていく技術職よりも、人と接する経験を積み、その経験が知識になっていく営業職に挑戦したいという気持ちを持つようになりました。飲食のアルバイトでの接客経験が生かせそうだという気持ちもありました」
立体駐車場のメンテナンスの仕事に就いた前田さんでしたが、業務には専門知識が必要不可欠だという現実に直面。
「知識を勉強し身につけていく技術職よりも、人と接する経験を積み、その経験が知識になっていく営業職に挑戦したいという気持ちを持つようになりました。飲食のアルバイトでの接客経験が生かせそうだという気持ちもありました」
お客さまとの交流や
社会貢献にやりがいを実感
そこで『ジョブキタ』の求人情報を見て応募したのが光生舎。
「営業といっても、ガンガン売り上げを上げるというよりは、お客さまとの会話を通してお客さまに喜んでいただくためには自分に何ができるのかを考えるほうが優先、という感じですね。数字の目標もありますが、達成できたか否かだけでなく、そこまでの努力を評価してくれるので、やりがいを持って働かせてもらっています」
入社当初は約3カ月の研修でじっくりとクリーニングやお客さまとの接し方などを学んだほか、新入社員を一人にせず、積極的に話しかけてくれる社風だったことからもすんなりと会社に馴染めたそう。明るく求心力のある人柄を評価され、一年前にはリーダーに抜擢も。営業所の部下・後輩たちを指導する立場の他、課全体のプロジェクトもリーダーとして任され、活躍しています。かつて自分がしてもらったように、新人には積極的に話しかけ、何か困りごとがありそうならば親身に声かけをするよう心がけているそうです。最後にこちらの会社に就職して一番よかったと思う点を質問してみました。
「当社が障がいを持つ人の働く場の拡大をビジョンに掲げていることは、知識としては知っていましたが、以前はリアルな感覚として理解できていませんでした。入社後、工場で働く障がいのある方たちと交流もあり、仕事を通じて私も間接的ながらも社会貢献できているのかなといううれしさを感じています。もちろん日々の仕事を通じて地域の方たちとお話したり、染み抜きや洗濯方法のアドバイスをして喜んでいただけるのもとても大きなやりがいですね」
「営業といっても、ガンガン売り上げを上げるというよりは、お客さまとの会話を通してお客さまに喜んでいただくためには自分に何ができるのかを考えるほうが優先、という感じですね。数字の目標もありますが、達成できたか否かだけでなく、そこまでの努力を評価してくれるので、やりがいを持って働かせてもらっています」
入社当初は約3カ月の研修でじっくりとクリーニングやお客さまとの接し方などを学んだほか、新入社員を一人にせず、積極的に話しかけてくれる社風だったことからもすんなりと会社に馴染めたそう。明るく求心力のある人柄を評価され、一年前にはリーダーに抜擢も。営業所の部下・後輩たちを指導する立場の他、課全体のプロジェクトもリーダーとして任され、活躍しています。かつて自分がしてもらったように、新人には積極的に話しかけ、何か困りごとがありそうならば親身に声かけをするよう心がけているそうです。最後にこちらの会社に就職して一番よかったと思う点を質問してみました。
「当社が障がいを持つ人の働く場の拡大をビジョンに掲げていることは、知識としては知っていましたが、以前はリアルな感覚として理解できていませんでした。入社後、工場で働く障がいのある方たちと交流もあり、仕事を通じて私も間接的ながらも社会貢献できているのかなといううれしさを感じています。もちろん日々の仕事を通じて地域の方たちとお話したり、染み抜きや洗濯方法のアドバイスをして喜んでいただけるのもとても大きなやりがいですね」
前田さんの仕事履歴
18歳/実家を離れて札幌へ。大学では商学部で学びました。
22歳/就活・就職はせず、飲食業でのアルバイトを継続。
24歳/「正社員として長く働きたい」と営業職にチャレンジ!【TURNING POINT!】
28歳/リーダーに抜擢。後輩たちの指導も大事な仕事に。
29歳/率先して一番に動く、頼れるリーダーとして活躍中。
22歳/就活・就職はせず、飲食業でのアルバイトを継続。
24歳/「正社員として長く働きたい」と営業職にチャレンジ!【TURNING POINT!】
28歳/リーダーに抜擢。後輩たちの指導も大事な仕事に。
29歳/率先して一番に動く、頼れるリーダーとして活躍中。
上司からのメッセージ

新人時代の前田さんは「積極的に質問してくる明るく元気な子」。いろいろなことによく気が付き率先して動いてくれ、人に何かを伝えるのも上手なのでとても頼りにしています。一人に負担を押し付けず、チームワークを大切にみんなで協力し合うのが当社の社風。長く安心して働いてもらいたいという思いから最初から正社員として大切に迎えます。彼のような仲間がどんどん増えてくれるとよいなと思います。
クリーニング総合開発営業部 係長/伊藤裕幸さん
クリーニング総合開発営業部 係長/伊藤裕幸さん
株式会社光生舎
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