私の選んだ職場 私の選んだ職場【特別養護老人ホーム追分陽光苑】

2019年6月3日 公開

デイサービスからグループホームまで、幅広く福祉施設を運営し、さまざまな形で高齢者の生活を支える社会福祉法人「追分あけぼの会」。この9月には羊ヶ丘に特別養護老人ホーム「羊ヶ丘陽光苑」を新たにスタートさせます。この法人で生き生きと働くスタッフの一人、追分陽公苑の逢見光さんを訪ねました。

スタッフ同士が声を掛け合う、明るくてアットホームな雰囲気。
介護職員としての自分を実現できる職場です。

介護福祉士/逢見 光さん(21歳)
上手く言葉にできなくても、利用者さんそれぞれに希望や好みがある。些細な仕草からそれを察知して、気持ち良く暮らせるサポートがしたいです。

大好きな叔父さんへの恩返しをするために。

追分陽光苑は、ショートステイなどにも対応する特別養護老人ホーム。約30名の高齢者が生活するこの施設を訪れると、20〜30代のスタッフが元気に働き、アットホームな雰囲気です。ここで、利用者さんたちに寄り添いながら、優しい笑顔で接するのが逢見光さん。まだ入社2年に満たない介護福祉士ながら、周囲の様子にこまやかに心を配る様子からは、介護の仕事を心から好きだという気持ちが伝わってきます。
両親が共働きで忙しかった逢見さんは、叔父さんの家で過ごすことも多く、自分の成長を見守り支えてくれた叔父さんのことが大好きでした。
「でも、なんの恩返しもしないうちに叔父さんが亡くなってしまって…。介護の仕事に就いて、高齢の方をサポートすることで、大きな意味で叔父さんへの恩返しができるのかなと思ったんです」
強い意志を持って福祉の専門学校に進学し、卒業後この追分陽光苑に就職。
「うまくできないこともまだまだありますけど、利用者さんたちと親しくなって、日々の変化を感じたりできると本当にうれしいですね」

先輩や上司がしっかりサポート。
自分なりの工夫をしながら成長できる。

朝起きるところから、入浴や食事、就寝をするまで高齢者の一日の生活すべてを支える特別養護老人ホームで、介護福祉士として日々経験を重ね、成長している逢見さん。
「学校で実習もありましたけど、そこではスタッフさんの仕事を見たりサポートしたりするだけでした。でもここでは利用者さん、一人ひとりを見て、自分で考えて介護しないといけない。やっぱり実習と実践は、全然違いました」
特に苦労したのは、利用者さんの着替えの介助。身体の不自由な利用者さんも多いため、個人個人の身体の硬さなどをなかなか把握できず、時間ばかりがかかっていたそうです。そんなときに助けてくれたのは、一緒に働く先輩スタッフでした。
「一人ひとりの様子を見ることが大事だってことを教えていただきました。着替えのお手伝いなら、介助される方の硬直の度合いとかを少しずつ覚えるようにして、だんだんと上手くなってきた気がしています」と笑顔を浮かべます。
一つひとつの業務を工夫しながら取り組み、高齢者一人ひとりを見るということが、介護の仕事をするうえで本当に大切なことだと実感できたと話します。

スタッフ同士のコミュニケーションを大切に。

逢見さんが入社して、約半年で起こったのが、北海道胆振東部地震でした。
「とにかく利用者さんの安心・安全を守るのが第一です。身体の不自由な方も多いので、どうやってそれを確保するのかというのが、一番の課題でした」
そのために大切にしたのは、スタッフ間のコミュニケーション。もともと社員同士の風通しが良い職場ではありましたが、それ以降はさらに些細なことでもお互いに声を掛け合うように努めています。
「それまでも働きにくいと感じたことはなかったですけど、このことを機に、利用者さんの日々の些細な変化に注意を払うようになりましたし、細かいことでも相談しやすい雰囲気ができた気がします」
介護とは高齢者の日々の生活を豊かに、そして自分らしく過ごせるサポートをする仕事。一番の基本をいつも心に留めて取り組むことを大切にしていると、静かに、でも力強く話してくれた逢見さん。コツコツと真摯に仕事と向き合い、これからもたくさんの高齢者の笑顔や安心を作る頼もしいスタッフの一人として活躍してくれそうだ。

3つの働きやすさPOINT

【POINT-1】幅広く施設があるので自分のやりたいを叶えられる
デイサービスや小規模多機能、グループホームなど幅広く施設を運営しているので、自分の希望や性格に合った施設で働けます。
【POINT-2】適材適所に人材を置くシステム
スタッフの仕事の苦労や希望に耳を傾け、それぞれの性格に合わせて人員を配置するシステムです。
【POINT-3】職員間の風通しが良い社風
職員間で気軽に声を掛け合う風通しの良い職場。仕事の悩みなどを相談できるので、自分の成長にもつながります。

多彩な施設を運営することが、働きやすさにつながっています。

9月に開所する特別養護老人ホーム「羊ヶ丘陽光苑」も含めて、6つの介護施設を運営しています。施設を利用する方の介護度もさまざまなので、そのスタッフに合わせた職場を紹介できますし、希望を聞くこともしています。相談員ができるだけ声を掛けて、スタッフの話に耳を傾けることも働きやすさの一つになっています。逢見さんは、明るくて、細やかなことに気が付くところも、この仕事や職場が本当に向いていると思いますね。羊ヶ丘陽光苑でも、利用者さん一人ひとりの気持ちを大事にしてくれるようなスタッフを募集しています。
業務課長/杉村英士さん

社会福祉法人 追分あけぼの会

特別養護老人ホーム 追分陽光苑(取材先)
安平町追分花園4丁目5-6
TEL.0145-25-2233
特別養護老人ホーム 羊ヶ丘陽光苑
札幌市豊平区福住3条9丁目
http://oiwake-akebono.net
※パース写真は9月に新設される「羊ヶ丘陽光苑」

私の選んだ職場

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