2018/11/26[mon] update

転職ストーリー【和酒と活鮮 とうりん】

札幌の狸小路6丁目。路面の細長い階段をトントンと上った先には、ウッディなたたずまいの居酒屋空間が広がっていました。店の名前は「とうりん」。その厨房で働く中住友美さんにお話を伺いました。

「おいしい」は、調理人にパワーを与える魔法の言葉(笑)。

厨房スタッフ/中住友美さん
体を動かすことが大好きで「今年はゴルフにも挑戦しました」と笑顔で話す、札幌市出身の28歳。

「食べることが好き」の理由で料理の道へ

「とうりん」は和食と中華をコラボさせたユニークな料理を提供することで評判のお店です。中住さんが同店で働くようになったのは一年半ほど前。まずはこれまでの経緯をお聞きしました。
「高校を卒業後、進路に悩んだ時期もありましたが〝食べている時間が一番好きな自分〟に気付き(笑)、調理の専門学校に入学しました」
当初はおしゃれなフレンチを学びたいと思っていた中住さんですが、担任が中華の料理人だったことや在学中のバイトが中華レストランのホールだったこともあり、次第にこの分野の料理に対する関心が高まっていきます。
「中華料理は素材のカットなどの下準備を済ませたら、後は火にかけ短時間で仕上げていく料理が多いんです。いうなれば時間との勝負。そこがとても面白いし奥深さも感じました」

教育と料理という二つの夢を叶える職場

専門学校の卒業を間近に控えた中住さんは、担任の先生に進路の相談をします。
「中華を学んだ学生はその専門料理店で働くというのが一般的。でも自分は、幼いころ学校の先生になるのが夢だったこともあり、教育の現場で働きたいと考えたんです」
そんな中住さんに先生が勧めたのは〝専門学校の講師のアシスタント〟という仕事。
「この学校に就職し、学生指導や材料の発注、講師陣のサポート業務を担当しませんかという提案でした。料理と教育という二つの夢を両立できる訳ですから私にとっては願ったり叶ったり。二つ返事で就職を決めました」
調理実習の下準備や後片付け、道具や材料の管理という講師陣の助手的な仕事に尽力する一方、学生と一緒に給食作りに挑戦したり、時には調理法や進路の相談に乗ったり。
「学生の信頼を一つずつ積み上げていくような日々。なので学生から調理の自信が付いたとか就職が決まったという報告を受けた時は、本当にうれしかったですね」
専門学校勤務は5年ほど続きましたが、次第に中住さんの心に次なる夢が膨らんでいきます。
「教育の仕事はやりがいがある反面、調理の腕は磨けません。やはり一度は現場に立ちたい。自分の作った料理でお客様を喜ばせてみたいと考えるようになったんです」

お客様との触れ合いが調理の腕を向上させる

そんな中住さんがジョブキタで見つけたのが「とうりん」の求人。
「正社員としての飲食店勤務の経験がなかったので不安もありましたが、『働く中で経験を積んでいけばいいよ』というオーナーご夫婦の言葉に背中を押され厨房スタッフとして入社することを決めたんです」
当初は調理のスピードについていけず「毎日いっぱいいっぱいでした(笑)」という仲住さんですが、持ち前の勤勉さを武器に日に日に腕を上げていきました。
「調理の要点は教えるけれどそれ以外は自分で考えながらやってごらん、というのがオーナーの指導スタイル。これが自分の性に合っていたのだと思いますね」
さらに幅広い年齢層のお客様と触れ合えることも大きな励みになったとか。
「おいしいねとか、また食べに来るよという、さりげない一言が本当にうれしい。その声を何度も聞きたいから、もっと頑張ろうって思えるんです」
では最後に今後の目標を。
「お客様とコミュニケーションを取りながら、素早く手を動かすオーナーのような料理人になるのが目標です。道のりは遠そうですけど(笑)」

中住さんの仕事履歴

19歳/大学進学を考えるも「食べることが好き」で調理専門学校へ。
21歳/卒業後は講師のアシスタントとして、専門学校に就職。
27歳/「一度は厨房で働きたい」という夢を叶えるべく退職。
27歳/オーナー夫婦の言葉に背中を押され、厨房スタッフに!【TURNING POINT!】
28歳/「とうりん」のマスコット的存在として奮闘中!

先輩からのメッセージ

面接にスーツ姿で現れた彼女を見て、なんて真面目な子なんだろうと思いました。当初は不安そうでしたが、最近は一人でテキパキ調理をこなすまでになっています。その成長の糧となったのは、目の前でおいしいと評価してくれるお客様の存在でしょうね。とはいえまだまだ伸びしろはたっぷり。さらなる活躍を期待しています。
オーナーの奥様/中山未穂さん

和酒と活鮮 とうりん

札幌市中央区南2条西6丁目3-2 岡田ビル2F
TEL.011-232-7707
https://www.tourin.jp/
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