北海道の業界研究【接客・サービス業界】

2025年2月10日公開

北海道の接客・サービス業界の特徴やトレンドをご紹介します。

接客・サービス業（ホテル・冠婚葬祭・アミューズメントほか）とは

お客様に接してコミュニケーションを取り、満足していただくための「価値」を提供するのが接客・サービスの仕事です。ホテルのフロントスタッフであれば、予約業務やチェックイン、チェックアウト・会計、お客様へのご案内などが主な仕事内容。部屋割りや清掃スタッフや飲食部門への連絡なども担当します。冠婚葬祭、つまりブライダルや葬儀セレモニーでのフロント業務も仕事内容はホテルと似ていますが、式の企画・提案、見積もり作成、スケジュールの進行・管理なども担当するケースが多いようです。

あんな会社、こんな会社が大集合北海道らしさあふれるおもてなしや独自の文化を支える地元密着の企業。

北海道は日本有数の観光地をたくさん抱え、数多くのホテルが存在します。道内に本社を持つホテルチェーン大手も少なくなく、各観光地などで個性の光る宿泊とおもてなしの場を提供。冠婚葬祭では結婚式場・葬儀場の運営会社が、「会費制結婚式」「お香典に領収書」など、北海道独自の冠婚葬祭文化を支えます。ほか、接客・サービス業が活躍する場としてはアミューズメント業も挙げられ、多くの地域密着企業があります。厚生労働省の賃金構造基本統計調査の統計データによれば、北海道の宿泊・飲食業の平均年収は266.2万円、娯楽業は360.0万円となっています。

北海道だからチャンスもいっぱい多様化するニーズをとらえ、人に寄り添ったサービスの展開へ！

ホテル業界では、ビジネスマンやノマドワーカーに向けたデイ利用のスタート、定額住み放題サービスとの連携など、新しい事業展開に取り組むホテルもあります。ブライダルや葬儀でも式の規模やスタイルなどの見直しが行われ、小規模でアットホームな結婚式や家族葬、自然葬の増加など、より個人に寄り添った方向へと進んでいく傾向が見られます。

コレがあるから北海道の接客・サービス業界全国、世界から集まる人たちにより思い出深い特別なひと時を。

道内外、世界各国から多くの人が集まる北海道のホテルでは、さまざまな人と出会える楽しさがあります。面積が広く、本州で働く若者も多い北海道の冠婚葬祭は「久しぶりに懐かしい人たちに会う貴重な場」という意味も大きくなります。その場をより思い出深いものにする接客・サービス業の仕事は、やりがいのあるものに違いありません。

北海道本社の企業例【接客・サービス業界】

株式会社ケン・ホテルマネジメントキャビン北海道（本社／札幌）
株式会社ザニドム（本社／苫小牧）
株式会社芦別スターライトホテル（本社／芦別）
株式会社正栄プロジェクト（本社／札幌）
株式会社新和グループ（本社／札幌）

業界で働く先輩からのヒトコトオーセントホテルズ株式会社オーセントホテル小樽間嶋玲衣さん

私はホテルのフロント係。お客様にとっては第一印象となり、接遇を通して旅の記憶の一つとして刻まれることも多い、まさにホテルの顔といえる仕事です。それだけに、いつも表情は明るく、そして元気に、きびきびと動くことを心がけています。オススメのお店情報や受験生の方への励ましの言葉など、業務を越えた会話ができる瞬間がうれしいです。

関連サイト「北海道未来のしごとの参考書」より抜粋しています。

業界で働く先輩からのヒトコトあいプラングループ増原妙子さん

お葬式を形づくるセレモニープランナーとして働いています。私たちは、ご遺族の意向を汲み取りながら、祭壇や弔問客の椅子の準備、裏方スタッフの手配に加え、時には自ら司会を務めることもあります。ご遺族が私に担当してもらえて良かったといってくださるのもうれしく、人生でただ一度きりの最期のお見送りをお手伝いできることに達成感を覚えます。

関連サイト「北海道未来のしごとの参考書」より抜粋しています。

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