北海道で就職しよう!

北海道就活トーク・就活ノウハウ編 転勤したくないってわがままなこと?

2025年3月1日 公開

全国転勤の可能性が少ない中小企業に目を向けるのもオススメ!

シュウタ:ユキヒロさん、僕はやっぱり地元が好きなので、就職しても北海道を離れたくないと思っています。ただ、自分でも名前を知っているような企業は全国に拠点があって、最近良く耳にする『配属ガチャ』『転勤ガチャ』になってしまうのかな…と。
ユキヒロ:そうだね。 全国各地に拠点をもつ大手企業だと、たとえ地元の事業所で採用されたとしても、いつかは転勤を覚悟しなければならないケースもあるよね。
シュウタ:転勤したくないのって、やっぱりワガママなんでしょうか。
ユキヒロ:シュウタくんは地元に根づいた中小企業に就職する道を考えたことはないの?例え小規模だったとしても、北海道には地域に貢献していて業績を上げている企業が色々あるんだよ!『転勤したくない』というシュウタくんにはオススメ!
シュウタ:し、知らなかったです!
ユキヒロ:普段手に取るような食品のパッケージを作る企業、通学に利用している地下鉄のレールを補修する企業、いつも遊んでいるようなスマホゲームを手がける企業、…意外と身近なところで北海道の中小企業が携わったものに触れているかもしれないよ。
シュウタ:え!?そうなんですね。
ユキヒロ:うん。そもそも、北海道にある企業の99.8%は中小企業。つまり、北海道で働く人の大多数は中小企業で地元に貢献しているともいえますね。

規模や知名度にとらわれすぎず、「自分にとって良い」 企業を!

シュウタ:ところで、中小企業って単に規模が大きくないというイメージはあるんですが、何か定義があるものなんですか?
ユキヒロ:中小企業基本法という法律があって、その中では以下の表のように定義されているんですよ。
シュウタ:ふむふむ。この定義だと、会社の人数は多いところでも300人に満たないんですね。小規模企業者ともなると20人以下がザラ…。
ユキヒロ:資本金や従業員数にとらわれすぎるのは得策じゃありません。現に僕の知っている企業の中にも、社員数が20名程度ながら「コンクリートを切り取って新しいものに替える」というニッチな技術で引く手あまたの会社がありますし、食品に貼る値段や賞味期限のシールという日々消費されるものづくりで超安定した経営を続けているケースも。 規模や認知度を取り払ってみると魅力的な中小企業はたくさんあるんです。
シュウタ:なるほど!目からウロコが落ちました。
ユキヒロ:『転勤したくない』 は裏を返せば 『北海道で働き続けたい』だよね。それは企業側から見れば『長く活躍してくれる、積極的に採用したい人材』。わがままどころか、アピールすべき強みにもなりそうだね。まずは多種多彩な企業を知るところから始めてみよう。そうして、自分にとって興味のある仕事やフィットしそうな職場を探せるかどうかがカギなんじゃないかな。
シュウタ:自分にとっての良い企業…何だか原点に立ち返れた気がします。ただ、僕は部活に力を入れすぎて就活のスタートが遅れちゃって。 まだ間に合うのかなぁ。
ユキヒロ:北海道の中小企業は翌年3月まで粘り強く新卒の採用活動を続けることも多いから、まだまだチャンスだらけ。北海道ならではのシゴト、今伸びている産業、盛り上がっているまち。こうした背景を知ることで、可能性は広がっていくはず!
シュウタ:『転勤したくない』 がワガママじゃなく、『地元で働き続ける』に視点がポジティブに切り替わりました! ありがとうございます!!