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北海道就活トーク・自己理解編 自己分析って何のためにするの?

2025年3月1日 公開

自己分析はジンギスカン!?想像してみて、自分の強みを言葉にすること。

シュウタ:就活は自己分析からって言いますよね。でもそもそも自己分析って何のためにするんですか?
ユキヒロ:自己分析ですね。ところでシュウタくんはジンギスカンは好きですか?
シュウタ:え?ジンギスカン?
ユキヒロ:そう。実は自己分析って、ジンギスカンの準備に似ているんですよ。
シュウタ:ユキヒロさん、どういうことですか?
ユキヒロ:ジンギスカンを食べる時は、まず肉や野菜、タレなど、いろいろな材料を用意しますよね。自己分析も同じように、これまでの経験や得意なこと、苦手なこと、長所、短所など、自分自身を振り返って材料を集めることからスタートします。
シュウタ:これまでの経験が材料?
ユキヒロ:材料が揃ったら次は下ごしらえです。素材の良さを引き出すように洗って、切って、下処理をして。自己分析では、自分の経験を整理してみて、「強み」になることがないかを考えるプロセスです。
シュウタ:材料によって下ごしらえの方法が変わったり…?
ユキヒロ:そうです。わかってきましたね!最後は調理です。ジンギスカンを食べるのは友達や家族かも知れませんが、自己分析の相手は企業の担当者。自分の強みがどうすればうまく伝わるか、表現の仕方を工夫することが大事です。
シュウタ:だけど強みって言っても自分のことなんだし、わざわざ整理しなくてもその場その場でなんとかなるんじゃないですか?
ユキヒロ:シュウタくん、エントリーシートのスペースにも、面接時間にも、制限があるんですよ。あらかじめ企業側にPRしたいことを準備しておいた方が、どんな場面でも対応しやすいとは思いませんか。
シュウタ:そう言われるとそうかもしれませんね。何の準備もなければ、何について書いたり話したりしたらいいのかその場で迷ったり、伝えるべきことを伝えられなかったりするかもしれません。
ユキヒロ:自分の強みを全く知らない人に自分を知ってもらうのですから、初めて聞く人にも理解しやすいように工夫する必要もあります。
シュウタ:確かに。特に面接ではどんなことを聞かれるのかもわからないし、引き出しはたくさん用意しておいた方が良さそうですね。

「就職できればどこでもいい」は、危険信号!?

ユキヒロ:自己分析には自分をPRすることのほかにもうひとつ目的があります。それは自分なりの判断基準を見つけることです。
シュウタ:判断基準?
ユキヒロ:わかりやすく言うと、どんな業界で働きたいとか、どんな職種に就きたいとか、仕事を選ぶ上での自分軸を見つけるということです。
シュウタ:でも僕、正直就職できればどこでもいいかなっていう気持ちもあるんですけど。
ユキヒロ:シュウタくん、突然ですが問題です。北海道の企業数はいくつでしょうか?
シュウタ:えっと…えーっと…わかりません。
ユキヒロ:正解は、およそ15万6,000社です。手あたり次第にエントリーするには膨大な数だと思いませんか?
シュウタ:そんなにあるんですか? 確かに、そんなにあるなら何か基準をつくって絞り込んだ方が良さそうですね。
ユキヒロ:自己分析がきちんとできていれば、自然にその基準が見えてくるはずです。自己分析で見つけた自分軸は、就活に役立つだけではなく、社会人になった後も仕事や人間関係で悩んだ時の道しるべになってくれると思います。
シュウタ:そうなんですね。
ユキヒロ:「どこでもいい」「なんでもいい」と思うと、人生つまらないものですよ。自分で選んだ道だからこそ、面白いし、例え辛いことがあっても諦めずに歩いて行けるというものです。
シュウタ:教えてもらえて良かったです。業界・職種選びの自分軸を見つけるって、長いスパンで見ても大切なことなんですね。
ユキヒロ:そう、採用担当者や面接官だけではなく、人生において多くの人に「旨い」と言ってもらえるジンギスカンを目指してください。
シュウタ:なんか違うような…今日はどうしてもジンギスカンの話がしたいんですね(笑)。