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北海道就活トーク・仕事理解編 知ることから始める、職種研究と分析。

2025年3月1日 公開

混同されがちな、職種と業種の違いって何?

シュウタ:すごく初歩的なことなんですけど、職種と業種ってどう違うんですか?
ミサキ:職種は事務的職業や販売・営業の職業など、個人が担う仕事の種類のことを指します。それに対して、業種(業界)は企業における事業の種類。例えば小売業、建設業、運輸業などのことですね。まずは職種研究から始めましょうか。
シュウタ:わかりました。ところで職種って、全部で何種類くらいあるんですか?
ミサキ:厚生労働省のホームページで確認すると、2022年時点でおおよそ440種類あります。
シュウタ:こんなに沢山あるんですか?
ミサキ:大まかには15種類で、細かく分けるとそれだけ多くの職種があります。何が向いているのかわからないという人や、どのような職種があるのかわからないという人は、まずはこの職種一覧を見てみるところから始めても良いかもしれません。
シュウタ:事務職や専門職って呼ばれている職種にも、さまざまな分類があるんですね。たくさんの職種があることはわかりましたが、これを研究するなんて僕にできるんでしょうか?
ミサキ:「研究」と言うと難しく聞こえますが、「知る」ということです。自分自身を知ること、職種を知ること。たくさんある職種の中から自分にとって興味のある職種を絞り込んで、その職種をより深く知ること。それが職種研究ですよ。
シュウタ:それならできそうな気がします!

やりたいことと、できること、どっちを仕事にするべき?

シュウタ:職種一覧を見ていて思ったんですけど、やりたいことと、できることって、必ずしも同じではないですよね。どちらを優先するべきなんでしょうか。
ミサキ:本来理想的なのは、自分がやりたいこと、できること、そして社会的に必要とされていること、この3つが重なる仕事に就くということです。
シュウタ:そうか、好きなことも得意なことも、誰にも必要とされていなかったら仕事にはならないですもんね。でもこんな理想的な仕事に就ける人なんてなかなかいないですよね。
ミサキ:そうですね。だからこそ、できるだけ理想に近い仕事を探すんです。自分自身を知ること、職種を知ることが大切なのはそのためです。
シュウタ:わかりました。でも結局、やりたいこととできることってどっちが大切なんですか?
ミサキ:例えライバルが多くても、どうしてもやりたいことを極めたいと思う人はその道を選びます。仕事はあまりストレスを感じない、自分の能力を発揮できるものを選んで、やりたいことや好きなことは仕事以外で楽しむという選択肢もある。得意なことを仕事として続けるうちに、それが好きなことに変化していくことだってあります。今の時点で何に重きを置いて進路を選ぶのかは、シュウタくん次第です。
シュウタ:こうすれば間違いないっていう模範解答みたいなものはないってことですね。社会的なニーズも視野に入れながら、もっとよく考えてみます。